鹿柵の撤去

ここに住まいを移してもうすぐ1年になります。

さまざまなことがあって、ブログを良く思わない方もいらっしゃいました。

まずはこの地に慣れること、まずは私への警戒心を減らすことを最優先とし、記事をストップしていました。
ここでは、できるだけ幸せなことを書いていきたいから、(気)苦労話は楽しい思い出となったときに書いてみたいです。

今日は、鹿柵のお話を書いてみます。

放棄地が多いことから、熊やイノシシ、シカ、たぬきなどが山に帰らずそこに巣を作って住み付き、田んぼや畑の作物を荒らしていきます。
だから、作物を育てたいのなら柵は必須とされます。

がしかし。
薬草は苦みがあるので、害獣が食べず柵なしでも育つとのこと。

縁があり、3月に「当帰(とうき)」という薬草を3000苗購入することができました。
育てた薬草は、生産組合に購入してもらえることにもなりました。

人件費はナシとして、苗と肥料に約20万円ほどかかりましたが、すくすく成長し、何回か出荷することもできました。
結構出荷できたので、いくらになるのかなぁとわくわく。

そして、売り上げは。。。
17500円でした。農薬を使わなかったので、雑草大会。
土日はほぼ終日、雑草引きをしていました。
にもかかわらず、約18万円の赤字。

ううう。

実は、新芽をパクパク食べられてしまっていて、出荷がかなり減ってしまったんです。

「当帰を害獣が食べるなんて聞いたことがない」と、他県の生産農家さんはおっしゃいます。

集落の農家さんに伺うと
「ここは、他に作物がないから狙われちゃったかな」とのこと。

ほほう。
そんなわけで、市役所に獣害柵の補助金申請をしにいきました。
柵設置の補助金をもらうためには、自治会承認が必須とのこと。

臨時総会まで、キリキリ胃が痛くなるほどの日々を過ごしました。
なぜなら農家の方は3人ほどしかいらっしゃらず、その方々は既に柵を設置済み。
他の方には補助金のメリットはない。

キリキリ・キリキリ

そして、臨時総会で、、、、承認いただけることに。
ありがたいです。

そして、翌日の朝は、古くなった鹿柵の撤去の日。
自治会の皆様で実施しました。


新しい鹿柵を設置したので、古い害獣柵を撤去するという作業。
500~600mの距離の柵をはずしていきます。

どこにアンカーが埋まっているのかもわからず、探りながらの作業ゆえ、、、
2~3回休憩を入れながら、
無事撤去完了。

画像を撮影していたら
「ブログに載せるの?」と言われました。

「はい、皆様の姿は出さないです」

秋も深くなり、自治会でやる草刈りや農地作業、お祭りなどが続いていきます。

今日は、ブログ再開の日として、感謝の気持ちからスタートできました。

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