生まれて初めて、トラクターを動かすことができました。
農地との縁を紡いだばかりで、機械といえば、まだ草刈り機しかない私。
私よりも背が高いセイタカアワダチソウとススキの群生地になっていました。

とほほ。
どこからどうやって刈り取ったらいいんだろう(遠い目)。
見かねて、自治会長さんが若手の農園経営の方を紹介くださる。
快く受けてくださって、トラクターが入る部分の草刈りをお願いしました。
※畔など段差あるところは、機械では刈り取りできないので、あとで人力で草刈りシマス。
自治会長さん「セイタカアワダチソウとか、ススキはね、地下茎がやっかいで、これを切るためには、何回か機械で鋤いてもらわないとアカンよ。」
農園社長(以下、F社長)
「まー、笹とか竹じゃないから、まだマシ」
そんなわけで、野焼きのあと、鋤(す)いてもらう1回目。やっぱりお天気次第でスケジュールは動く。
F社長「明日はお天気がいいので、鋤きに行きますね」
現地入りしたら、すでにトラクターは動いていました。
もくもくと動かす姿はカッコイイなー。
ずーっと見ていたら、
「運転してみますか?一緒についていますから大丈夫です」
あ、はい。ありがとうございます。
ご一緒頂きながら、ここがクラッチでここがブレーキなど学びつつ、往復2列ほど耕した頃・・・、
突然、F社長はトラクターから飛び降りて、
「はい、一人で頑張ってください。」
なんですと!
「いや、自転車の一人乗りの練習じゃあるまいし、素人を一人にしてはいけません!
このトラクター、1台1千万円超えるって、おっしゃっていたじゃないですか!」
あれ、もういない。
さっと土手に上がってしまってこちらを見ておいでです。
覚悟を決めて、何列か進む。
集中すれば、なんとかなるのか?
そのうち、機械の数字が見えるようになり
「今、時速1.1キロなんだな」とか、
「メーターは距離じゃなくて時間なんだな」ということに気づく。
遠くからF社長が
「ずれてますよー。
耕せてないところありますよー。
ボクの農地じゃないから、ボコボコのままでもいいですけどねっ」
やりなおし!
自然の中で仕事をするということは、こんな風に、あわあわしながら、くふうしていくことが多いのだろうなー。
なんてありがたい体験。

トラクターから降りたら、何枚か画像が送られていました。
知らない間に、撮影くださっていました。
ありがとうございます!
※耕している部分と、そうでない部分がツートンカラーになっています。
私は、↑この1枚が一番好きな画像です。
よい画像になるようにと、くふうして撮影くださったF社長の影が一緒に写っているから。
私だけではなくて、大人も子どもも・・・、たくさんの人に体験してもらいたいなぁと思いました。
トラクターが壊れるかもしれないのに、チャレンジさせてくださって、ありがとうございます(拜)。