松茸をいただきました。
1日中歩き回って採れた3本のうちの1本とのこと。

「そんな貴重な1本、もらえません!」
固辞した私に、
「いやいや。みんなで分けようって思ったから。せっかくだからお吸い物にして」と。
ありがたく頂戴す。
顔を近づけて香りを楽しむ。
天然物の松茸は、香りがほのかで、強くないのだということを初めて知りました。
そして、翌日になると、前の日よりも香りが強くなりました。
風が吹き渡る中、誰にも気づかれないところで、しずしずと成長していたのだなぁ。
密閉容器の中で窮屈そうな松茸は、狭い空間で松茸らしい香りを発散させていました。
この年齢になるまで天然松茸の香りを知らなかった私、
助けていただくばかりの皆さんのやさしさに胸いっぱいになりながら、その香りを胸いっぱい吸い込みました。
すーはーすーはー。
ありがたいです。