2022年12月末。
よい地権者様と巡り合うことができ土地を譲っていただいて、農業委員会での審査に合格し、農地を取得できることになり、すぐに司法書士さんが登記をしてくださいました。
「年内間に合いましたね。これで、固定資産税は2023年からそちらでお支払いいただけますよ」
美しく、気の流れのよい地を探し続けて5年。
出会ったのは昨年6月。
美しく広がる大地に胸がいっぱいになって、動くことができなかったのを覚えています。
祖母がこの地のどこかで育ち、母が疎開していたらしいけれど、それはどこなのか具体的にはわからない。
だから、この地と私は初対面。
こっから。
わらしべ長者のように、少しずつ少しずつ縁をいただき、より合わせて糸になり、紐になり、リボンになり。
今は、地元の方にサポートしていただきながら、新たな反物を織る準備を整えているところです。
草刈りをしていたら、声をかけていただき、一緒にチョコをつまんだり、みかんやぶどうを差し入れいただいたり。
用意すべき道具の選び方や、カラダに負担のない草刈り機の持ち方を教わったり。
農作物の売上がない私の呼称は、農民(=辞書みると、農作業従事者とのこと)。
さぁ、農民から農家へ。
これまでの道のり。
これからたどる道。
どんな織物になっていくのか。
本業と農作業と、うまくバランスを取りながら、ゆっくりブログを書いてまいります。
お付き合いくださいますように。
2023年3月1日
画像は、寒い寒い冬の早朝。
農地から立ち上がる湯気か霧か。
もう春が来ている。
見惚れる幸せな瞬間。

